日本人の栄養課題として『肥満』と『塩分の過剰摂取』が挙げられます。これらは、生活習慣病の一因であることが明らかになっており、改善が必要な状況です。
20~69歳の男性の約3人に1人、女性の約5人に1人が肥満者の状況です。
男性についてはここ10年で増加傾向にあります。
日本人の食塩摂取状況は、日本人の食事摂取基準やWHO摂取基準と比較しても著しく高い状況です。
適切なエネルギーを摂取すると共に、エネルギー源のバランスも大切です。たんぱく質、脂質、炭水化物のバランスをしっかり保ちましょう。
生活習慣病予防効果が期待される食物繊維とナトリウムの排泄を促進するカリウムが不足しています。
水に溶ける「水溶性食物繊維」水に溶けない「不溶性食物繊維」に分けられます。「水溶性食物繊維」では血糖値の上昇を抑える効果が、「不溶性食物繊維」では便のカサを増やす効果などがあります。
野菜や果物などに多く含まれる多量ミネラルの一種。健康な人において欠乏することはまずありませんが、ナトリウムの尿中排泄を促すため摂取は重要です。