人々を虫歯から守る力パミスエキス
PART 1
研究のきっかけ
歯の重要性
多くの日本人が虫歯や歯周病で歯を喪失しています。日本人の歯の平均本数は40歳代で約28本ですが、70歳を超えると20本を下回り、85歳以上では11本と減っています。
厚生労働省の歯の本数と食品を噛む能力に関する調査によると、歯が20本以上残っていれば、何でもほぼ満足に噛める状況であり、健康な歯を維持することは、幸せな食生活をおくるために重要と考えられます。
口腔ケア素材の選択肢は少ない
健康な歯は幸せな人生を送る上でとても重要ですが、口腔ケア素材は選択肢が少なく、新たな素材が求められています。
PART 2
パミスに秘められた力
ブドウの搾り粕に注目
ワイン製造時に残るブドウの搾り粕のことをパミスと呼び、ブドウの果皮・種・梗で構成されています。オレアノール酸はワインには移行せず、大部分が搾り粕中に残っています。
オレアノール酸は、虫歯菌などの口腔レンサ球菌の増殖を特異的に抑制することが分かっています。
虫歯予防効果
1. プラーク(歯垢)形成阻害
虫歯菌は糖を材料として、口腔内でプラーク(歯垢)を形成します。
この環境を試験管内で再現し、オレアノール酸を添加すると、オレアノール酸濃度依存的に、プラーク(歯垢)の形成が抑制されることが報告されています。
2. 虫歯の原因菌増殖抑制
パミスエキスを含むタブレットとプラセボ(パミスエキスを含まない)タブレットを実際に被験者の方々に摂取していただきました。
プラセボ群のStreptococcus mutans(以下、S.mutans)数の変化率を1とした時の、パミスエキス摂取群のS.mutans数の変化率を求めた結果、パミスエキス摂取により、唾液中のS.mutansの増殖が抑制されることが確認できました。
※試験前後で唾液量・唾液pHに変化は見られませんでした。(2011年9月 日本食品科学工学会第58回大会(仙台)にて発表)
その他の期待される効果
歯周病を含めた口腔内の健康に寄与する効果についても研究中です。準備が整い次第、ご報告いたします。
PART 3
活用にむけて
人々の歯の健康に貢献
前述のように、多くの日本人が虫歯、歯周病に悩まされています。そのような中で厚生労働省は8020運動(80歳になっても自分の歯を20本以上保とう)を呼び掛けており、今後は歯の健康を意識した食品が求められると考えられます。
パミスエキスは、歯磨き粉などの口腔ケア商品はもちろん、アメやガムなどの菓子類にも活用でき、虫歯予防や歯周病予防の効果が期待できます。