東京都練馬区 光が丘春の風小学校 井上 靖 校長
今日の授業は内容がとても濃かったと思いますね。陸上の授業について教員は教員なりに勉強しているのですが、やはり専門家の立場から技術技能について教えていただけてよかったです。 特に走る姿勢、構えが大事だということがよくわかって、私どもも大変勉強になりました。運動が不得手な子も今日はちゃんとハードルを跳んでいましたし、みんなが集中して積極的に取り組んでいたのには驚きました。
夢の授業についても、夢のむこうに喜んでいる人がいること、夢に多様な価値があることが子ども達にしっかり伝わったと思いますが、それは子ども達にとって非常に大きな経験だったと思います。 食育の時間では、こばた先生の専門知識はもちろんですが、子どもにわかりやすい言葉で話してくださったなという印象ですね。 食育というと難しい言葉が多いのですが、肉まん・あんまんのお話など身近な言葉で説明してくださったのでよかったです。
プロの方に直接指導をしてもらいたいという願いは、期待以上の成果をあげたのではないかという手応えがあります。 アスリートにここまで長時間指導していただいたのは初めてでしたので、子ども達にとっては貴重な時間になったんじゃないでしょうか。 来年度も体育・健康教育の研究を続けますので、今後もこのようにアスリートをお呼びする機会を作っていけたらと思っています。
東京都練馬区 光が丘春の風小学校 6年2組担任教諭 若井 理之 先生
本校の子ども達の特徴として、運動をする子と嫌いな子の差が激しいということがあります。1月に行った調査でも2~3割の子が「運動が嫌い」と答えています。 そんな中で1時間目の授業を見た時、運動嫌いな子がはじけるような笑顔で取り組んでいる様子が多く見られました。為末先生の指導のおかげで、運動する楽しさが子ども達にも伝わったんじゃないかなと思います。 何よりトップアスリートから直接指導いただけるというのはなかなかないことですので、子ども達は一生に一度あるかないかのいい経験になったのではないでしょうか。
夢の授業について、子ども達は夢について考えること自体がなかったので、最初は漠然とした夢がほとんどだったんですね。 それが為末先生のお話にあった「夢の向こう側にあるもの」を感じて、どういう風に夢に向かっていけばいいのか、達成した後にどういうストーリーを描けばいいのか、 夢に対する考え方を持てたのは非常に大きなプラスになったのではないかと思います。
為末先生はとてもフランクな方で、先生のほうから子どもの手をひいて「やってみよう」と言ってくれたり、先生の親しみやすさが子ども達との壁をなくしてくれたと思います。 子ども達はもうすぐ卒業していきますが、今日の経験が子ども達にとって未来の一助になるよう指導していけたらと思っています。
為末 先生の感想
今日の子ども達は運動が苦手な子が多いと聞いていましたが、とてもノリがよかったですね。何にでも戸惑うことなく取り組んでいましたし、とても素直な印象を受けました。 高さの違うハードルを並べると、はじめは低いハードルに列ができることが多いですが、今日の子ども達は一番高いハードルに行列ができていて、今までにないパターンでしたね。
ハードルはすごく得意な子と、初めて跳んだのかな?と思うような子、いろんな子がいましたが、跳んでいるうちにだんだん慣れてきて、積極的に跳んでくれたのがうれしかったです。 ひとり、ハードルにぶつかって転んじゃった子が及び腰になっていたのが心配ですが、「転んでも平気!」というふてぶてしさも人間には必要だと思うので、ハードルを通じてそういうことも学んでくれたらいいですね。
夢の勉強については、さすが勉強が得意な学校だけあって、夢のストーリーについて極めて論理的に突き詰めていて、見ていてすごいなあと思いました。 話し合いも活発でしたし、アドバイスも充実していたので、とても面白かったです。職種も都会的というか(笑)、スポーツ選手という子があまりいなかったのは珍しいケースですね。
この1年で全国5つの小学校にうかがいましたが、地域や校風によって子ども達にも違いがあるんだなというのが一番印象に残りました。 一方で、今も昔も子どもは子どもらしくて変わらないんだな、ということもわかりました。僕が子ども達に伝えたいのは、自分の人生なんだから思うようにチャレンジしてほしいということ。 そして、失敗しても何回でもやり直せばいいんだから失敗を恐れないでほしいということ。爲末大学食育学部の中に、そうしたメッセージをこめたつもりです。 試行錯誤の1年でしたが、来年はぜひもう一歩踏み込んで、夢の授業に工夫を加えることができたらと考えています。
今日の授業は内容がとても濃かったと思いますね。陸上の授業について教員は教員なりに勉強しているのですが、やはり専門家の立場から技術技能について教えていただけてよかったです。 特に走る姿勢、構えが大事だということがよくわかって、私どもも大変勉強になりました。運動が不得手な子も今日はちゃんとハードルを跳んでいましたし、みんなが集中して積極的に取り組んでいたのには驚きました。
夢の授業についても、夢のむこうに喜んでいる人がいること、夢に多様な価値があることが子ども達にしっかり伝わったと思いますが、それは子ども達にとって非常に大きな経験だったと思います。 食育の時間では、こばた先生の専門知識はもちろんですが、子どもにわかりやすい言葉で話してくださったなという印象ですね。 食育というと難しい言葉が多いのですが、肉まん・あんまんのお話など身近な言葉で説明してくださったのでよかったです。
プロの方に直接指導をしてもらいたいという願いは、期待以上の成果をあげたのではないかという手応えがあります。 アスリートにここまで長時間指導していただいたのは初めてでしたので、子ども達にとっては貴重な時間になったんじゃないでしょうか。 来年度も体育・健康教育の研究を続けますので、今後もこのようにアスリートをお呼びする機会を作っていけたらと思っています。
本校の子ども達の特徴として、運動をする子と嫌いな子の差が激しいということがあります。1月に行った調査でも2~3割の子が「運動が嫌い」と答えています。 そんな中で1時間目の授業を見た時、運動嫌いな子がはじけるような笑顔で取り組んでいる様子が多く見られました。為末先生の指導のおかげで、運動する楽しさが子ども達にも伝わったんじゃないかなと思います。 何よりトップアスリートから直接指導いただけるというのはなかなかないことですので、子ども達は一生に一度あるかないかのいい経験になったのではないでしょうか。
夢の授業について、子ども達は夢について考えること自体がなかったので、最初は漠然とした夢がほとんどだったんですね。 それが為末先生のお話にあった「夢の向こう側にあるもの」を感じて、どういう風に夢に向かっていけばいいのか、達成した後にどういうストーリーを描けばいいのか、 夢に対する考え方を持てたのは非常に大きなプラスになったのではないかと思います。
為末先生はとてもフランクな方で、先生のほうから子どもの手をひいて「やってみよう」と言ってくれたり、先生の親しみやすさが子ども達との壁をなくしてくれたと思います。 子ども達はもうすぐ卒業していきますが、今日の経験が子ども達にとって未来の一助になるよう指導していけたらと思っています。
今日の子ども達は運動が苦手な子が多いと聞いていましたが、とてもノリがよかったですね。何にでも戸惑うことなく取り組んでいましたし、とても素直な印象を受けました。 高さの違うハードルを並べると、はじめは低いハードルに列ができることが多いですが、今日の子ども達は一番高いハードルに行列ができていて、今までにないパターンでしたね。
ハードルはすごく得意な子と、初めて跳んだのかな?と思うような子、いろんな子がいましたが、跳んでいるうちにだんだん慣れてきて、積極的に跳んでくれたのがうれしかったです。 ひとり、ハードルにぶつかって転んじゃった子が及び腰になっていたのが心配ですが、「転んでも平気!」というふてぶてしさも人間には必要だと思うので、ハードルを通じてそういうことも学んでくれたらいいですね。
夢の勉強については、さすが勉強が得意な学校だけあって、夢のストーリーについて極めて論理的に突き詰めていて、見ていてすごいなあと思いました。 話し合いも活発でしたし、アドバイスも充実していたので、とても面白かったです。職種も都会的というか(笑)、スポーツ選手という子があまりいなかったのは珍しいケースですね。
この1年で全国5つの小学校にうかがいましたが、地域や校風によって子ども達にも違いがあるんだなというのが一番印象に残りました。 一方で、今も昔も子どもは子どもらしくて変わらないんだな、ということもわかりました。僕が子ども達に伝えたいのは、自分の人生なんだから思うようにチャレンジしてほしいということ。 そして、失敗しても何回でもやり直せばいいんだから失敗を恐れないでほしいということ。爲末大学食育学部の中に、そうしたメッセージをこめたつもりです。 試行錯誤の1年でしたが、来年はぜひもう一歩踏み込んで、夢の授業に工夫を加えることができたらと考えています。