滋賀県彦根市立 河瀬小学校 北沢 正彦 校長
今日はあいにく体育館でのハードル授業でしたので、校庭ならもう少し技術的な指導もしていただけたかなと思うと少し残念でしたね。 ただ子ども達にとってハードルはまだまだ難しい競技ですから、少しでも触れる機会があってよかったと思います。特に冬は屋外での運動ができませんので、体操を含めてかなりの運動ができてよかったなと思います。
夢の授業では、みんながしっかり自分の夢について考えていたことに感心しました。中には発表を嫌がる子もいましたが、夢の階段シートにはきちんと書き込んでいましたから、 それだけ為末先生が子ども達に与えたインパクトは大きかったんじゃないでしょうか。物怖じしない人なつっこい子が多いので、発表するのは恥ずかしくても先生と身近で触れあって、感じることがたくさんあったのではないかと思います。
食育の時間についても「あんまん・肉まん」の話に代表されるように、こばた先生がわかりやすく教えてくださったので、子ども達も実践してくれるんじゃないかなと期待しています。 「スポーツ選手になりたい」という子がたくさんいましたが、為末先生のようにプロになれる人はごくひと握り。たとえ夢がかなわなかったとしても、子ども達には趣味として運動をずっと続けてほしいですし、 食育の授業で得た知識を生きる力として今後に活かしてくれたらいいですね。
滋賀県彦根市立 河瀬小学校 野上 圭一 教頭
今日は「本物にふれる」という、ふだん子ども達ができない経験ができて非常によかったです。テレビで見ていた方が自分の目の前に来てくださっているという体験は、 子ども達にとって一生残る思い出になったんじゃないかと思います。為末先生が優しく語りかけてくださったので、子ども達もよく話を聞いてましたし、今日はとてもいい時間を共有させていただきました。
ハードルは短い時間ではありましたが、本物のハードラーの跳び方を目の当たりにしたことは大きかったと思いますね。現役時代はもっとすごかったんでしょうが、 それでも大人の目で見ても十分ビックリしましたから。また体育館という狭い空間だったぶん、子どもと為末先生の距離はもちろん子ども同士の距離も近くなり、跳んでいる時のお互いの表情が見えたり、 子ども同士の声かけができたりと、アットホームな雰囲気の中で授業ができたのはよかったですね。
夢の授業では、これまで「夢プロジェクト」と題して1年かけて積み上げてきた成果が出たなと思います。何より世界で活躍してこられた為末先生の前で、自分の夢について話ができたという経験が、 子ども達にとって大きな収穫になったんじゃないでしょうか。子ども達も自分の夢をしっかり見つめていましたし、自分を信じてこれからもがんばってくれたらいいなと思っています。
滋賀県彦根市立 河瀬小学校 栄養教諭 小川 孝子 先生
今日は食育の時間を通じて自分の食事を見直し、夢を実現するためにはしっかりとした心と体を作ることが大切だと学習してほしいと思っていました。 特に子ども達は食べ慣れたものはしっかり食べるんですが、食べつけない煮物や野菜料理は残す傾向があり、特に牛乳は飲まない子は全く飲まないんです。 ですので、こばた先生には一口でも飲んでくれるよう指導いただきたいとお願いしました。
そういう意味では、今日は栄養についてわかりやすく教えてくださったので、子ども達もすごく印象に残ったんじゃないかと思います。 「タンパク質は体を温める」といった話は家庭科の授業でも教えたのに忘れているな!?と思いましたが(笑)、為末先生やこばた先生がお話してくださることで子ども達にインパクトを与えられた気がしますね。 目標に向かって何をどう食べていくのか、という考えは子ども達に一番説得力がありますし、頭の中にその考えが明確にあれば自発的にいろんなものを食べてくれるんじゃないかと期待しています。
子ども達は早い子で3年後、遅い子でも6年後には自立した食生活を送るようになります。その時に食べ物をきちんと選択できる能力を培っていけるよう、しっかりサポートしていきたいと思っています。 また、朝食をどれだけ豊かにできるかという点も、今後の取り組みとして考えていきたいです。
為末 先生の感想
今日は元気な子ばかりで、すごく楽しかったですね。全国をまわっていると、学校によっていろいろな色があるんだなと感じますが、河瀬小学校は自由な校風という印象です。 こちらがストップをかけないとスタートしちゃうみたいな勢いがありましたね。指示するまでじっと待っている規律正しい子ども達がいる学校もありますが、 今日のようにのびのびとしている子ども達を、のびのびさせたまま指導するのも面白いなと思いました。
ハードルの授業は体育館ということもあって距離は短かったですが、ハードルを跳ぶという感覚を感じてもらえたかなと思いますし、高いハードルに挑戦する子がたくさんいたこともよかったですね。 逆に反対側の低いハードルのほうではあまり跳んでいない子もいましたが、あえて強制はしませんでした。全員をそれぞれの列に並ばせて跳ぶようにすれば、みんな平等にハードルを跳ぶことにはなりますが、 のびのびと育っている子にそうすることが、はたしていいことなのかどうか。もう少し時間があれば全員にチャレンジする機会が作れた気がして残念でしたが、そこは今後も試行錯誤していきたいなと思います。
とにかく人なつっこい子が多かったので、今日はたくさん話ができて面白かったです。さすが関西だなと(笑)。夢の授業でもいろんな夢が出てきて、夢にも地域差が出るんだなというのは新発見でした。 ただ子ども達を見ていて思ったのは、もしかしたらひとりの子にフォーカスして、その子の夢についてみんなで考えるというやり方でもいいのかなと。夢をシェアすることが大事な気がするので、 ひとりの夢を全員で考えて計画を立てることで、みんなが刺激されて「僕も、私も」と夢を発表したくなるような空気を作れたらいいなと思いますね。
今日はあいにく体育館でのハードル授業でしたので、校庭ならもう少し技術的な指導もしていただけたかなと思うと少し残念でしたね。 ただ子ども達にとってハードルはまだまだ難しい競技ですから、少しでも触れる機会があってよかったと思います。特に冬は屋外での運動ができませんので、体操を含めてかなりの運動ができてよかったなと思います。
夢の授業では、みんながしっかり自分の夢について考えていたことに感心しました。中には発表を嫌がる子もいましたが、夢の階段シートにはきちんと書き込んでいましたから、 それだけ為末先生が子ども達に与えたインパクトは大きかったんじゃないでしょうか。物怖じしない人なつっこい子が多いので、発表するのは恥ずかしくても先生と身近で触れあって、感じることがたくさんあったのではないかと思います。
食育の時間についても「あんまん・肉まん」の話に代表されるように、こばた先生がわかりやすく教えてくださったので、子ども達も実践してくれるんじゃないかなと期待しています。 「スポーツ選手になりたい」という子がたくさんいましたが、為末先生のようにプロになれる人はごくひと握り。たとえ夢がかなわなかったとしても、子ども達には趣味として運動をずっと続けてほしいですし、 食育の授業で得た知識を生きる力として今後に活かしてくれたらいいですね。
今日は「本物にふれる」という、ふだん子ども達ができない経験ができて非常によかったです。テレビで見ていた方が自分の目の前に来てくださっているという体験は、 子ども達にとって一生残る思い出になったんじゃないかと思います。為末先生が優しく語りかけてくださったので、子ども達もよく話を聞いてましたし、今日はとてもいい時間を共有させていただきました。
ハードルは短い時間ではありましたが、本物のハードラーの跳び方を目の当たりにしたことは大きかったと思いますね。現役時代はもっとすごかったんでしょうが、 それでも大人の目で見ても十分ビックリしましたから。また体育館という狭い空間だったぶん、子どもと為末先生の距離はもちろん子ども同士の距離も近くなり、跳んでいる時のお互いの表情が見えたり、 子ども同士の声かけができたりと、アットホームな雰囲気の中で授業ができたのはよかったですね。
夢の授業では、これまで「夢プロジェクト」と題して1年かけて積み上げてきた成果が出たなと思います。何より世界で活躍してこられた為末先生の前で、自分の夢について話ができたという経験が、 子ども達にとって大きな収穫になったんじゃないでしょうか。子ども達も自分の夢をしっかり見つめていましたし、自分を信じてこれからもがんばってくれたらいいなと思っています。
今日は食育の時間を通じて自分の食事を見直し、夢を実現するためにはしっかりとした心と体を作ることが大切だと学習してほしいと思っていました。 特に子ども達は食べ慣れたものはしっかり食べるんですが、食べつけない煮物や野菜料理は残す傾向があり、特に牛乳は飲まない子は全く飲まないんです。 ですので、こばた先生には一口でも飲んでくれるよう指導いただきたいとお願いしました。
そういう意味では、今日は栄養についてわかりやすく教えてくださったので、子ども達もすごく印象に残ったんじゃないかと思います。 「タンパク質は体を温める」といった話は家庭科の授業でも教えたのに忘れているな!?と思いましたが(笑)、為末先生やこばた先生がお話してくださることで子ども達にインパクトを与えられた気がしますね。 目標に向かって何をどう食べていくのか、という考えは子ども達に一番説得力がありますし、頭の中にその考えが明確にあれば自発的にいろんなものを食べてくれるんじゃないかと期待しています。
子ども達は早い子で3年後、遅い子でも6年後には自立した食生活を送るようになります。その時に食べ物をきちんと選択できる能力を培っていけるよう、しっかりサポートしていきたいと思っています。 また、朝食をどれだけ豊かにできるかという点も、今後の取り組みとして考えていきたいです。
今日は元気な子ばかりで、すごく楽しかったですね。全国をまわっていると、学校によっていろいろな色があるんだなと感じますが、河瀬小学校は自由な校風という印象です。 こちらがストップをかけないとスタートしちゃうみたいな勢いがありましたね。指示するまでじっと待っている規律正しい子ども達がいる学校もありますが、 今日のようにのびのびとしている子ども達を、のびのびさせたまま指導するのも面白いなと思いました。
ハードルの授業は体育館ということもあって距離は短かったですが、ハードルを跳ぶという感覚を感じてもらえたかなと思いますし、高いハードルに挑戦する子がたくさんいたこともよかったですね。 逆に反対側の低いハードルのほうではあまり跳んでいない子もいましたが、あえて強制はしませんでした。全員をそれぞれの列に並ばせて跳ぶようにすれば、みんな平等にハードルを跳ぶことにはなりますが、 のびのびと育っている子にそうすることが、はたしていいことなのかどうか。もう少し時間があれば全員にチャレンジする機会が作れた気がして残念でしたが、そこは今後も試行錯誤していきたいなと思います。
とにかく人なつっこい子が多かったので、今日はたくさん話ができて面白かったです。さすが関西だなと(笑)。夢の授業でもいろんな夢が出てきて、夢にも地域差が出るんだなというのは新発見でした。 ただ子ども達を見ていて思ったのは、もしかしたらひとりの子にフォーカスして、その子の夢についてみんなで考えるというやり方でもいいのかなと。夢をシェアすることが大事な気がするので、 ひとりの夢を全員で考えて計画を立てることで、みんなが刺激されて「僕も、私も」と夢を発表したくなるような空気を作れたらいいなと思いますね。