JOB & PEOPLE
PROJECT 02
お菓子づくりをもっと楽しく簡単に
「魔法のミックス」が作る
笑顔の輪
子どもの「やりたい!」に応える
楽しい食育をめざして
「育児中のお菓子作りをもっと簡単にしたい」美味しいお菓子を手軽に楽しく作れるめちゃラクシリーズは、そんな多くの家庭からの願いを具現化した商品と言えるだろう。子どもの「やりたい!」に応え、成長に欠かせない「食育」をより身近なものにしたシリーズは、どのようにして生まれたのか。プロジェクトメンバーに話を聞いた。
Profile
開発本部企画開発部
W.N
入社13年目。食品開発部から東部技術センターに異動後、企画開発部にて現任。営業部門や食品開発部、研究所等と共同で家庭用加工食品の企画、開発から工場生産への落とし込みまでを行う。
開発本部企画開発部
M.N
入社7年目。竜ヶ崎工場から生産・技術第1部包装技術チームを経て企画開発部にて現任。営業部門や食品開発部、研究所等と共同で家庭用加工食品の企画、開発から工場生産への落とし込みまでを行う。
東京第2支店
N.I
入社3年目。家庭用加工食品の営業を担当。首都圏のスーパーマーケットやEC(ネット販売)に向け、新商品提案や販促提案を行う。
テーマは「お菓子をもっと簡単に」
プロジェクト成功に繋がる3つの約束
めちゃラクシリーズは、仕事や家事、育児に忙しい親御さんのために、簡単に作れて子どもの食育にも役立つミックス粉をコンセプトとしています。プロジェクトが目指したのは、とにかく簡単に、手間をかけず、美味しいお菓子が短時間で作れるミックスを作るということ。それを実現するべく、「家に常備している材料だけで作れる」「特別な調理器具は不要」「洗い物が少なく片付けもラク」という3つの約束事を柱に開発を進めていきました。
立ちはだかる開発へのハードル
解決のカギは「連携」にあり
コンセプトと約束事を決め開発に取り掛かりましたが、商品の販売までにはいくつかのハードルをクリアする必要がありました。まず1つが、商品の中身のハードルです。コンセプトでもある「簡単に作れる」を実現するためには、商品以外に加える材料を必要最小限に押さえなくてはいけません。例えばホットケーキであれば牛乳がなくても水で作れたり、クッキーならバターが不要で牛乳さえあれば袋の中で生地を作れたり。コンセプトを実現するための技術的なハードルは、これまでになく高いものでした。もう1つが、包装資材の開発についてです。中身の保護はもちろんのこと包装資材だけで調理を完結させ、無駄なゴミを出さないという点を重視しているため、商品ごとに細かな設計が必要でした。どちらのハードルもクリアするには、今までにない知識や検証が必要でした。そこで助けになったのは、他部署との連携です。私たち企画開発部を中心に、開発を担う食品開発部や、包装資材の材質選定においては生産・技術第1部の力を借りることで、めちゃラクシリーズのコンセプトの社内周知や、コンセプトを体現した商品開発が叶いました。今では多数のメディアで取り上げられたり、食品産業技術功労賞を受賞するなど、注目度が高いシリーズへと成長を遂げました。
高い知名度もまだまだ通過点
多くのお客様へ「食の楽しみ」を
メディアへの露出やお客様のSNS投稿の増加など、知名度が順調に上がっている実感はありますが、私たちとしてはまだまだ通過点。営業をしていると、育児の経験がない方に商品を案内する機会もあります。めちゃラクシリーズのコンセプトを理解・共感し、売場に必要な商品だと思っていただくため、実際にお客様に(めちゃラクなお菓子づくりを)体験していただくなど、試行錯誤しながら商談に臨んでいます。現在のラインナップはお菓子のミックス粉のみですが、培ったノウハウを活かして、ゆくゆくはさまざまな料理をより簡単にできるミックス粉へと発展させていきたいですし、取扱店を増やし多くの方に商品を届けることが目標です。より多くのご家庭で笑顔の輪が広がるように、めちゃラクシリーズを通じて、お客様に食の楽しさを普及していきたいと思います。
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