小麦は秋にまいて、翌年の6〜8月に収穫します。
種まきの前にどのような準備が必要なのかを見て行きましょう。
まず、どれだけの土地が必要なのでしょう。1㎡でうどん約一杯分の栽培ができます。
家庭であるいは学校などで栽培する目安にしてください。
小麦は関東以西では、収穫したあとから種まきの準備の時期までの
空き期間を利用して、トマトやキュウリなどの夏野菜が栽培できます。
あらかじめ用意しておくものは、小麦の種子、
土の酸性を中和させるための石灰、土壌改良のための堆肥(たいひ)、
肥料となる元肥(もとごえ)です。
小麦の種子以外はホームセンターなどで手軽に購入できます。
土に栄養分を与え、作物を育てる環境にするために必要になるのが堆肥です。
広葉樹の葉や牛糞などを熟したものが堆肥として売られています。
元肥とは、種が栄養を取るために土の中に入れておく肥料のことです。
初めて栽培する場合は化成肥料(例えばN(窒素)-P(リン酸)-K(カリ)=8-8-8)が
おすすめです。
小麦栽培に必要な作業はこのようになっています。
次回は種まきから発芽までを追っていきます。
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